[2019年08月04日 主日礼拝説教要旨]

「人知を超える神の平和」
フィリピの信徒への手紙4章1節‐9節

フィリピの信徒への手紙、教会生活を、また信徒としていかに生くべきかが記されている。教会は人の集まりだから、そこには意見の違いや対立が生じる。「教会に不満を持つ人、意見の違う少数者の人が教会を去る」と言う様な事が現実に起こる。パウロは言う「気の合う人、意見を同じくする人とだけ礼拝を共にするのは教会ではない」と。パウロは「都合の悪い事実があってもそれを覆い隠すな。不和があれば、それを公の場に出して、主の名によって解決しなさい」と求めている。「主によって」(4:1)、「主において」(4:2)とパウロは強調する。教会の主がキリストであれば、そこに集う人々は和解できるはずだ、もしそれが出来なければ教会ではないと言う。「神と和解している人は人と和解せよ、相手が赦さなくともあなたは赦せ」とマザーは言う。相手を変えることは出来ないが、自分が変わることは出来る。相手を赦した時、相手も心を開き始める。「人知を超える神の平和」は働き始めるのである。

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